自分が携わった構造物が地図に残る感動は、
多くの方がやりがいの1つとして語っています。
大きな構造物は、建設完了までの道のりも決して簡単ではありませんが、
その苦労に見合ったやりがいが得られるのも事実です。

また、技術と設計で製品を形作る「ものづくり」の１つに建設業も含まれます。
どの産業での成果物も誰かの役に立つために作られていますが、
建設業ではひときわ大きなものづくりを行います。
地図に記載される例も少なくないそのスケールから、
しばしば「街づくり」と称されるほどです。
スケールに関しては、何かを生み出す産業でもトップと言えるでしょう。

基本的に、建設作業は厳正に決められた段取りに沿って進められます。
段取りは大きなプロジェクトのプランニング、
各現場の作業進行管理など仕事を行う上で必要不可欠です。
その為、業務の中で守るべきルールや、作業効率化の考え方が自然と身に付きます。

このような学びは、私生活にも生かすことができます。
建設業の仕事で身に着けた意識から生活が改善され、
より豊かに暮らせるようになった方もいるほどです。

段取りを組む力に課題を感じている方は是非挑戦していただければと思います。

建設業は現場作業の仕事から体力仕事というイメージが強いですが、
実際には数多くの人員が工事に携わっています。
現場作業を担当する方は体力と経験で、他の方は知識や戦略、
あるいは思いやりで互いの業務を支えています。
大きなプロジェクトになるほど、関わってくる人員も多くなることに加えて、
工期が年単位になることも少なくありません。
その間、すべての人員が「構造物完成」という1つの目標に向かいます。
その為、各現場では強い絆が生まれます。

例えるなら学校行事でクラス一丸となって駆け抜けた青春でしょうか。
誰かと協力して大きな仕事を成し遂げたいという
志向を持っている方にはぴったりではないでしょうか。